いつもありがとうございます。
皆さんは映画って好きですか?
自衛隊の新人教育の一環で、映画を見るタイミングがあったりします。
また、普段の会話で戦争映画のオススメが話題になったりします。
では、戦う男達がみる戦争映画が何か。
連休が終わろうとしているタイミングですが
しらない作品、昔見た作品なら
もう一度みてみるのも楽しい時間の使い方です。
本題に入る前に
映画情報を載せるにあたって、少し情報の信頼性をあげるために
自己紹介をします。
現役自衛官の時は、休みに駐屯地にいたくありませんでした。
そのため月に映画館だけで7本も見たりしてました。
新作なくなります。
また、自衛隊を辞めた後は、電気工事士の勉強をしていました。
生活費のため映画館のバイトをしました。
公開前のテスト上映なんかに参加して
映画レビューなんかより早くみる。
そんな幸せにひたってました。
というくらいは映画が好きです。
今回紹介する映画がこちら。
オススメ映画3選
- ブラックホークダウン
- プライベートライアン
- フルメタルジャケット
この三作を自衛官目線でみて紹介します。
ブラックホークダウン
戦争映画好きなら、一度はみたことあるかと思います。
ソマリアへ派兵中米軍のヘリコプターが撃墜
仲間を救出すべく市街地戦を繰り広げる。
といったあらすじです。
教育でこの戦闘を見せられ、何があるかわからない。
自衛隊でもこんな戦争を覚悟しておかねばならない。
新人自衛官は娯楽として映画を見ず、自分の身に置き換え本気になって作品を見ます。
作品の中にリアルな場面
・機関銃を撃った時に耳が聞こえなくなる仲間がいるシーン。
私自身がそうで、穴の中で機関銃を使っていたのですが、
射撃の際、耳栓がおちてしまい
鼓膜を棘付バットでしばかれたような痛みに合いました。
日にちがたてば治るということで話を終わらせられて、
現在もずっと耳鳴りがしています。大きな音には気を付けましょう
・治療シーン
大量の兵士がやられているシーンは実際に戦地でなると考えると
それは悲惨な光景になるだろうとみんな考えてみてました。
最後のマラソン
・名言
銃には間違って射撃しないよう
安全装置という引き金が引けないしくみがあります。
基地の中でのシーン
このようなやり取りが衝撃でした。
俺が安全装置だと、引き金を引く指をみせつけていばりちらかしていました。
安全装置は命にかかわります。
超重要なことで新人の最初に叩きこまれます。
かけ忘れた人が見つかったころには
筋肉で、安全装置のかけ方を覚えることになります。
プライベートライアン
これもたいへん有名な映画です。
その中でも自衛官目線でものをみてみると捉え方が変わります。
・ノルマンディー上陸
映画の冒頭から、突撃シーンが描かれています。
史上最大規模の上陸作戦です。
隠れる場所もないだた撃たれるところを突撃する。
そんな訓練を自衛隊はしっかりと受け継いでやっています。
‣合言葉
戦場において、敵味方を判別するために合言葉が存在します。
新人教育で合言葉というものを教わります。
実際につかっている映画なのでここも見どころです。
このシーンは検索しても触れている人がほぼいませんでした。
フルメタルジャケット
新人教育映画といえばこれ。
現代の日本では時代にそぐわない教育。
そもそも日本でここまではなることはありません。
実際のところ、
これに似たような指導はありました。
お互いに楽しんでいるようなこともあり
説教が終わった後にみんなで爆笑ネタになります。
教官にばれないようにいかにふざけるか。
こんな駆け引きも楽しみの一つでした。
相手はプロ。もちろん後で筋肉で教えてもらうことになります。
これが原因でストレスになる人もでてくる、
味をしめてエスカレートするなどもあり、
現在では禁止されています。
以上が、自衛官がおすすめする作品3選でした。
まとめ
・ブラックホークダウン
戦争の激しさを知る。仲間の命を助ける教育
・プライベートライアン
リアルな過去の話を知る。
突撃と合言葉が新人にピッタリ
・フルメタルジャケット
新人教育現場
目線が変わると映画の面白さも変わってきます。
なにかいい映画がないか迷ったときは
ぜひごらんください。
また、次回お会いしましょう。
※アイキャッチ画像は
skeezeによるPixabayからいただきました。
新兵教育中の画像をありがとうございます。